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【3行解説・図解有り!】経営学とは?わかりやすく徹底解説!
- 幹 市野瀬
- 2022年2月13日
- 読了時間: 5分
「経営学を学び始めたいけど何から手を付けてよいかわからない」
「学校で経営学を勉強したが、いまいちわからない」
このようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
そんな方々のために、「経営学」をわかりやすく解説します!
これから経営学を勉強している方や経営学の入門サイトを探している人まで、是非参考にしてください!
目次
1.経営学とは?わかりやすく3行でまとめると

忙しい人のために3行でまとめてみました!!
・経営学とは「組織体(企業以外の自治体等も含む)の成果に関する問題を解き明かす学問」である!
・それを解き明かすために1つの組織体だけでなく様々な組織体の情報から共通項を見つけ出して体系化する!
・また、組織体を研究対象とするだけあって、様々な側面からアプローチが可能な学問である!
2.経営学とは

先ほど3行でお伝えした通り、経営学とは
「組織体(企業以外の自治体等も含む)の成果に関する問題を解き明かす学問」です。
経営学というと、「企業の活動」を対象として、「社長が学ぶ」学問というイメージが強いのではないでしょうか。
確かに、企業経営も経営学の研究対象ですが、それ以外の学校・自治体などの組織体でも経営学の理論を取り入れざる負えない状況となっております。
(具体的には、組織、人的資源に関する論理など)
したがって、組織体の成果に関する問題を解き明かすことが経営学であると言えるのです。
3.経営学って実際にどんなことをするの??

ここからは、経営学がどのような方法で組織体の成果に関する諸問題を解き明かしていくのかを見ていきましょう。
まずはじめに覚えておかなくてはいけないのが、経営学とは社会科学であり、様々な要因によって結果が左右されるためコントロールしきれず、「実験」という検証方法をとることができない学問であるということです。
この理由を簡潔に述べると、社会と同様の環境を実験場として整備することや、倫理的な難しさが挙げられます。
では、どのように仮説を立てて結果の根拠を導き出すのでしょうか。
まずは仮説立てについてみていきましょう。
AとBという企業がそれぞれ存在していたとします。
ここで、Aという企業の人事制度に対して課題があると仮説を立てたとします。
しかし、その仮説に基づいて何らかの結果を得られたとしてもBという企業においては当てはまらない結果が出てきてしまうかもしれません。
したがって、経営学として成立させるためにはA・Bすべてに焦点を当てて仮説を立て、共通項を見つけ出したうえで体系化してあげる必要があるのです。
これを現実社会に戻してみると、すべての企業に対して研究を行うのは実質的に不可能ですよね。
そこで、認識できる範囲から仮説を設定するしかないのです。
また、演繹法によって仮説を設定することも可能でしょう。
(Aは○○である、○○は××である、したがってAは××であるのような方法)
しかし、いずれもデータと結びついていなければ一般的に正しい仮説とは言えません。
したがって、ここでデータと結びついているのか検証してあげる必要があります。
そのうえで、その事実が正しくないという証拠がない場合に限って正しい仮説であるとみなされるのです。
では、どのようにして研究結果の根拠を導き出すのでしょうか。
根拠には下記のような種類があります。
a)観察結果法
(1)大量データ → 統計処理
(2)少数事例の厚い記述 → ケース分析
(a)多くの歴史研究は、この例か。
(3)ともに、「これほど多くの現実観察を集めました」
b)演繹論理法
(1)数理モデル
(2)概念モデル
(3)ともに、「これだけ長い論理の連鎖をきちんと考えました」
c)論理重合体合成法(論理重合法)
(1)少数のデータ、多少のケース、それらをつなぐ論理、それらの総体で意味のある全体像を描き出す
(2)「氷山の一角のような、一見バラバラで種類の異なる証拠をつなぎ合わせると、こんな絵が描けます。十分ありうるストーリーです。」
このように正しく仮説を立てて、根拠を提示したうえで論理展開するのがとても難しい学問なのです!
4.経営学のアプローチ

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