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【3行解説・図解有り!】自己効力感(セルフエフィカシー)とは?わかりやすく徹底解説!

「心理学を学び始めたいけど何から手を付けてよいかわからない」

「学校で自己効力感(セルフエフィカシー)を勉強したが、いまいちわからない」


このようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

そんな方々のために、心理学のキーワードの1つである自己効力感(セルフエフィカシー)をわかりやすく解説します!

これから心理学を学びたい方や、心理療法を勉強している方まで、是非参考にしてください!


 

目次

 

1.自己効力感(セルフエフィカシー)とは?わかりやすく3行でまとめると


忙しい人のために3行でまとめてみました!!


・社会的学習理論とは、アルバート・バンデューラが提唱した心理学の1つのアプローチである。

・社会的学習理論において、人間の行動は3つの要因によって引き起こされるものとされる。

・その3つの要因のうち、先行要因の中で「自己効力感(セルフエフィカシー)」が重視される。


2.社会的学習理論における行動を引き起こす3つの要因とは

社会的学習理論とは、アルバート・バンデューラが提唱した心理学のアプローチの1つです!

当時は行動主義心理学が台頭していましたが、それとは異なったアプローチで心理学を探求しました。


この社会的学習理論は、「社会的環境における学習」と「社会的行動の学習」について、発達早期の乳幼児に着目して研究が進められました。


この研究からバンデューラは、モデリング(観察学習)とマザリング(母性的養育)に基づく社会的学習によって、学習行動が成立していることを発見します。


皆さんも、お母さんのマネをしている子どもを見たことがあるのではないでしょうか。

この社会的学習とは上記例のように、「獲得したい行動をしている他者を観察する」ことで成立します。


この社会的学習を理論化したものが社会的学習理論なのです!


社会的学習理論において、人間の行動は下記の3つの要因によって引き起こされるものとして見ます。


①先行要因:行動を起こす前の予測・気分などの要因

②結果要因:以前同様の行動をした際の結果から学んだ要因(他者の行動の結果の伝聞等も含む)

③認知要因:その行動に対して、どう考えているか(「その行動は素晴らしいものである」など)


この3つの要因のうち、「先行要因」では「予期機能」が重視されます。

この予測機能は、「効力予期」と「結果予期」の2つに分類され、それぞれ下記のようなものです。


効力予期:結果のために必要な行動を自分自身がうまくできるか否かの予測・予期する機能。

結果予期:行動を起こした後の結果を、自身の経験や知識から予測・予期する機能。


【図の挿入】


2つの予期機能のうち、「効力予期」において「自己効力感(セルフエフィカシー)」が重要なキーワードとなります。


3.自己効力感(セルフエフィカシー)とは

それでは、ここからは自己効力感(セルフエフィカシー)とは何かを詳しく見ていきましょう!

自己効力感(セルフエフィカシー)とは、「効力予期において、自信がその行動をうまく遂行できるという自信」です。

この自己効力感(セルフエフィカシー)が高ければ高いほど効力予期も前向きになると言えます。


では、この自己効力感(セルフエフィカシー)の高さはどのような次元で図ることができるでしょうか。

それは下記の3つで考えることができます。


①大きさ:どれくらい難しい事柄に対して持つことができるか。

②強さ:確信の主観的な強さ。自分自身がどの程度、確信をもてるか。

③一般性:どれだけ場面・状況を超えて作用するものか


では次に、自己効力感(セルフエフィカシー)を高める方法に関しても触れていきましょう。

自己効力感(セルフエフィカシー)を高める方法には下記のようなものが挙げられます。


①成功体験を持つこと

②他人の成功の観察

③他人からの説得的暗示

④自己強化(自身で行動の基準や報酬を設けて行動を強化する方法)

⑤情動的喚起(感情的な変化)


4.まとめ

皆さんいかがだったでしょうか!

自己効力感(セルフエフィカシー)について、理解できましたか!?


もし新しい発見があった方や、まだ理解しきれていないので、ほかの人と会話しながら勉強したいという方はこちらからフォーラムに参加してみてくださいね!




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