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【3行解説・図解有り!】論理療法(ABC理論)における損得勘定法とは?わかりやすく徹底解説!

「心理学を学び始めたいけど何から手を付けてよいかわからない」

「学校で論理療法(ABC理論)・損得勘定法を勉強したが、いまいちわからない」


このようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

そんな方々のために、心理療法のアプローチの1つである論理療法(ABC理論)における損得勘定法をわかりやすく解説します!

これから心理学を学びたい方や、心理療法を勉強している方まで、是非参考にしてください!


 

目次

 

1.損得勘定法とは?わかりやすく3行でまとめると


忙しい人のために3行でまとめてみました!!


・論理療法(ABC理論)とは、心理療法の1つのアプローチである。

・行動・反応はA(出来事)→B(信念)→C(結果としての行動・反応)のようなプロセスで起きる。

・損得勘定法とはBの変容を「損得勘定」によって促し、Cの変化を目標とする技法である。



2.論理療法(ABC理論)の復習

損得勘定法を理解するうえで、まずは論理療法(ABC理論)の復習から始めましょう。

論理療法(ABC理論)では、物事が起きてから行動・反応があるまでの過程を下記のように整理して理解します。


A:Activating event(出来事)

B:Belief(信念)

C:Consequence(結果、行動・反応)


仮に、このB(信念)がマイナスに働き、都合の悪いC(結果、行動・反応)が起きるような場合、その非合理的な信念をイラショナルビリーフと呼びます


そのイラショナルビリーフの変容を促すために、下記のようなアルファベットが続きます。


D:Dispute(反論)

E:Effect(解決)


イラショナルビリーフをD(反論)によって変容させ、E(解決)へと導くのです。


3.損得勘定法とは

それでは、損得勘定法に関して解説していきましょう!

損得勘定法とは、端的に言うと論理療法(ABC理論)のうち、D(反論)の手段の1つで「その信念が本当に得か。持ち続けることがメリットとなり得るものなのか」と疑問を投げかける手法です。


ここからは実際の例を交えながら見てきましょう!


例:留年をして落ち込んでしまった


A:留年をした

B:留年は「世間的に悪い」ことであり、「絶対にしてはいけないもの」という信念

C:落ち込んでしまった


D:留年は「世間的に悪い」ことであり、「絶対にしてはいけないもの」という信念を持ち続けることは本当に得なのか。

  また、そう考えることが自分にとって何かメリットをもたらしているのか。

E:この信念を持ち続けることは、自分を落ち込ませてしまう上、考えたところでAは変わらないのでメリットはない。

  したがって、他の信念・考え方を持つほうがメリットがある。


このように、「得・メリットはあるのか」といった観点からD(反論)をし、E(解決)へつながるのです!


4.まとめ

皆さんいかがだったでしょうか!

「損得勘定法」について、理解できましたか!?


もし新しい発見があった方や、まだ理解しきれていないので、ほかの人と会話しながら勉強したいという方はこちらからフォーラムに参加してみてくださいね!




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